非力なiPhoneでゲームを作る、諦めてはいけません

作ってみたいiPhoneのゲームは、頭の中に3種類ほどイメージがある。

その内の一つが「メダルプッシャー」だ、既にWeb版は公開している物だ、

このゲームは、大量のコイン数百枚が押し合う動きを、物理演算で表現しているのだけど、
非常にマシーンのパワーを食う代物だ、MacBook Proで開発したので、それ以下のパソコンではフレームレートが落ちるほど重い。
開発当初は、MacBook Proでも動かないほど重く、物理演算の軽量化によって今のゲームが実現したのので、
iPhoneで作るのは不可能と思って諦めていました。
気持ち的には 「作ってみたい」という希望的な思いであって「実際に作る」という発想は全く無かったのです。

しばらくは別のゲームの制作準備に取りかかって、いたのですが心に中では、メダルプッシャーへの思いが断ち切れず、
「どうせ駄目でも、どれぐらい実現不可能なのか、テストしてみれば、気持ちも収まるだろうと思いメダルプッシャーのテストに取りかかりました。

メダルプッシャーのプロジェクトファイルをUnity iPhone に入れて互換性の無い所は取り除いて、いざiPhoneへビルド&RUN・・・・・・・・・
    
予想通り遅かったです、   

フレームレートは体感で秒間0.5フレームほど、死ぬほど遅いです。
あまりにも遅いんですけれど、


一応この状況を改善出来ないかとマニュアルを読み返すと、「7000ポリゴン以下にした方が良い」と書いてある
このゲームのコイン一枚のポリゴン数は 90ポリゴン × 100枚 = 9000ポリゴン  
 確かにオーバーしていますね!ならば減らしましょう・・・・・・・

 もうこれ以上減らす事は出来ません、前より1/50以上もポリゴンを減量化しました。

 で、iPhoneへビルド&RUN ・・・・・・・・・・・・・・

結果は少しだけ早くなりました、体感で秒間1フレームほど、前よりも倍にスピードアップしましたが、実用的にはほど遠いです。

 一応この状況を改善出来ないかと、またマニュアルを読み返すと、今度は「物理演算のフレームレートを上げる方法・・・・・・」というのが書いてあるのを見つけまして
幾つか設定項目がありました、今までこんな設定の存在すら知らなかった、
実際どんな意味の設定なのかよく分からないけれど、勝手に想像するには、CPUに対しての物理演算の計算量の割当の設定と複数のフレームから物理演算をサンプリングして演算するを、1フレームだけにする、  たぶんこのような意味だと思います。

 これが最後!これで駄目なら諦めます!

 で、iPhoneへビルド&RUN ・・・・・・・・・・・・・・   おっ!

ヌルヌル動いてます!ちょっと誇大な表現ですけど体感で秒間 20~30フレームはあるようです、(WEB版もこの方法で軽量化出来るな)

これでメダルプッシャーのプロジェクトを本格的に進めて行く目処は立ちました、まだ前途多難ですが地道に仕上げて行く思いです。

現在はこんな感じで制作進行中
UnityのバージョンUPでさらにパフォーマンスが上がる事も期待しています。